桜の名所（太閤しだれ桜）醍醐寺近くの鳥せい醍醐店で厳選した銘柄鶏と赤玉鶏卵を使用した究極の上親子丼を堪能

鶏料理専門店『鳥せい』は伏見の酒蔵が建ち並ぶエリアに本店がありますが、今回は食後に醍醐寺でお花見をするため、同じく伏見区にある醍醐店へと足を運ぶことにしました。京都市営地下鉄の醍醐駅からも近く、アクセス良好なお店です。ランチタイムとあって到着した時にはお店の外にも行列が・・・。人気の証ですね！

15分ほど待ち、お店の中へと案内されました。客席フロアは2つに分かれており、カウンターやテーブル席があるフロアと、その奥の離れの座敷フロアがあります。今回案内されたのは離れの座敷の席。座布団が敷かれ、気軽に飲食できるような空間です。

鳥せいは鶏料理専門店というだけあり、本店でも醍醐店でも親子丼が大人気！醍醐店おすすめ『究極の上親子丼』を注文し、楽しみに待つことにしました。醍醐店は他にも定食や麺類など様々なメニューがあります。

【上親子丼】
鶏肉はこんがりと焼き鳥にされ、香ばしさが加えられています。ネギにも焼き目が入っており、焼き鳥のネギ間を卵でとじたような親子丼です。たっぷり乗った鶏肉はこだわりの銘柄鳥を使用し、プリプリとしっかりした弾力があります！

鶏肉をとじた卵もふわふわとろとろで、火の通り具合が絶妙です！また、上に乗った赤玉鶏卵の黄身は濃厚でコクがあり、弾力もあるのでレンゲですくっても崩れませんでした。プリプリの鶏肉やご飯にもよく絡み、鶏肉だけではなく卵のうまみも楽しめる贅沢な内容の親子丼です！

【小鉢】
親子丼にはお味噌汁と、ランチのみ小鉢も付いてきます。今回の小鉢はポテトサラダ。あっさりとした味付けは親子丼とよく合っていました！

鳥せい醍醐店を出た後は、お店から歩いて10分ほどのところにある醍醐寺でお花見タイム！醍醐寺の創建は貞観16年（874年）と大変古いお寺で、世界遺産にも登録されています。桜は境内全体では約1000本もあり、京都の桜の名所として有名です。豊臣秀吉が『醍醐の花見』と呼ばれるお花見をしたことでも知られています。境内の南側の総門から続く参道の両側には桜が植えられており、美しい桜並木となっています。

今回は境内にある塔頭の『三宝院』を拝観することにしました。三宝院を入ってすぐのところにある大きな枝垂れ桜は『太閤しだれ桜』と呼ばれ、存在感抜群！見事に花を咲かせていました。

太閤しだれ桜の近くには平成16年（2004年）に世界で初めて開花に成功したという太閤しだれ桜のクローン桜も植えられています。全くの自然な桜の木にしか見えず、科学技術の素晴らしさに感動しました。

三宝院は太閤しだれ桜だけではなく、大きな庭園も見どころです！池の周りの緑が美しいこの庭は国の特別史跡・特別名勝に指定されており、豊臣秀吉が醍醐の花見に際し自ら設計に携わったとされています。

三宝院を出て左手の方には立派な仁王門があります。門の周辺には見頃を迎えた桜がたくさんあり、視界には門が桜で覆い尽くされて全景が見えないほどになっていました。この仁王門の先には金堂や五重塔といった見どころがあります。

帰り際、三宝院の向かい側にある霊宝館の脇を通ってみると、霊宝館の塀の向こうに満開の枝垂れ桜とソメイヨシノが見えました。霊宝館も桜の名所として知られ、枝垂れ桜、樹齢100年のソメイヨシノなどの他に白山大手毬もあり、多くの人で賑わいます。

鳥せい醍醐店の親子丼は『究極の』とメニュー名に付くだけあって、鶏肉にも卵にも大変なこだわりを感じました。鳥せいの親子丼は地元の人のみならず、観光客にも人気の京都グルメです。ぜひ味わってみてください。また、醍醐店の離れの座敷は20名まで入ることが可能ですので宴会の場としても最適。ぜひ利用してみてください。

【鳥せい醍醐店】
住所：京都市伏見区醍醐高畑町21-13
電話：075-573-9837
時間：昼の部 11:30～14:30
　　　夜の部 月曜日～木曜日17:00～22:00 金、土日祝 17:00～23:00
休み：水曜日、年末年始
交通：京都市営地下鉄醍醐駅徒歩3分