京阪宇治駅前にある通圓で宇治茶の老舗ならではの香り豊かなざる茶そばを堪能

紅葉が見頃を迎えたお茶処宇治。今日は京阪宇治駅前にある『通圓』で宇治茶の老舗ならではの香り豊かな『ざる茶そば』を味わうことに。その前に宇治が誇る世界遺産平等院へとちょっと寄り道。参道を彩る紅葉は目を奪われるほどの美しさです。

表門をくぐり抜け30メートルほど進むと10円玉や1万円札でおなじみの平等院鳳凰堂が姿を現します。極楽浄土の世界！阿弥陀堂へと続く朱色の美しい橋を渡ると阿弥陀如来坐像をはじめとする52躯もの雲中供養菩薩像等を見学（別途拝観料金が必要）することができます。今回は阿弥陀堂へは行かず池（阿字池）の周囲の紅葉を中心に楽しむことに。平等院の庭園には立派な松がたくさん植えられています。緑色の松と赤や黄色に染まった紅葉とのコントラストが絶妙！

紅葉真っ盛りの庭園は歩いているだけで心が踊ります。見事な紅葉に囲まれる鳳凰堂も様々な角度から眺めることができて大満足！平等院を後にして本日のお目当てである通圓へと向うことに。京都府の南部に位置する宇治の紅葉は今がまさに見頃です！今シーズンは11月18日（土）～12月3日（日）の金土日祝日限定で夜間特別拝観が開催されています。昼間とは全く雰囲気の異なる夜の平等院へぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか！

お茶の香ばしい香りが漂う平等院表参道を通り抜け日本三古橋の一つ宇治川に架かる宇治橋を渡って通圓に到着！現在の趣のある店舗は江戸時代初期に建てられたそうです。

店内は茶色を基調とした色合いで統一されており落ち着いてゆっくりとグルメや甘味が楽しめる雰囲気！格子状の壁にはお茶処宇治に関連する絵が多数飾られています。今回は宇治の景色が満喫できる窓際の席へと案内していただきました。

通圓のお食事メニューで一番人気のざる茶そばを注文！ざる茶そばは多くのテレビや雑誌などで紹介されるほどの注目の京都グルメです。温かい茶そば（にしん・山菜）もありますがお茶の風味を楽しみたいならやはりざる茶そばに限ると思います。更に宇治の香りが漂う甘味メニューも大充実！ぜんざいやあんみつ、抹茶パフェなど本格的な和スイーツが揃っています。

窓から見える情緒溢れる景色はうっとりするほどの美しさ！お庭の先には日本一大きな湖、琵琶湖から瀬田川を経て流れ込む宇治川が・・・。更にその先が平等院となります。外からの日差しを調整するブラインドはすだれ風で通圓の雰囲気にぴったり！

【ざる茶そば】
平等院を連想させる鮮やかな朱色の器に少し薄めの美しいお茶色をしたざる茶そばが盛られて出てきました。普通盛りを注文しましたがかなりの量です。宇治川を眺めながらのグルメタイムにテンションも上がります！

色と艶ともに最高のざる茶そば！まずは麺つゆを付けずに頂くことに。噛めば噛むほど上質な宇治茶のまろやかな風味が口の中いっぱいに広がります。お茶とそばの相乗効果ですね。麺つゆは定番のこんぶとかつおの旨みがたっぷり！少量付けて食べるのがベストだと思います。麺つゆを付けすぎたり薬味を多く入れすぎてしまうとお茶の風味が感じられなくなりますので要注意です。

通圓にて本格京都グルメのざる茶そばを堪能した後は、商品販売コーナーを見て周ることに。通圓は日本最古のお茶屋さんというだけあり、商品の種類が豊富！宇治茶はもちろんのこと、京都らしさいっぱいの抹茶スイーツも揃っています。こちらで宇治抹茶をお土産として購入し、宇治橋を渡って平等院方面へと抜け、今日の京都グルメ探訪を終えることにしました。

創業は平安時代末期、宇治橋の東詰にある日本最古のお茶屋『通圓』。その茶房で味わえる『ざる茶そば』はお茶の風味が存分に味わえる、おすすめの本格京都グルメです。ランチタイムに、また観光の合間の腹ごしらえに、宇治茶の本場、宇治ならではの味わいを楽しんでみてください。なお、宇治には世界遺産の平等院や宇治上神社、また宇治川沿いの美しい自然など、見どころがいっぱい！観光もグルメも思いっきり堪能してください。

【通圓】
住所：京都府宇治市宇治東内1番地
電話：0774-21-2243
時間：9:30～17:30
休み：無休
交通：京阪宇治駅徒歩約1分